御身のもの
2017年8月9日(水)

御声が聞こえますように
貧しい心を与えたまえ、
お仕えさせていただけますように
愛する心を与えたまえ。

・・・

御身よ、
私は御身を知りませぬが
しかも御身のものでございます。
御身よ、
私には御心が測れませぬが、
しかも御身は私をば私の運命へと
お捧げになられました。
御身よ―

〔ダグ・ハマーショルド〕

 

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
243頁

「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。 」(マタイ5・3)

すべてのものを自分の手中に入れ、自分の支配の中におさめ、自分の思い通りにコントロールしようとする人生は、富むことを求める人生ですが、そこには神さまの御声が響いて来ません。自分のものと思っているものを、また自分自身を神さまのみ手におゆだねするとき、神さまの御声が響いてきます。

神さまを知ろうとするのではなく、神さまを信じること。それは自らが神さまに知られていること、神さまのみ手の中にあることを信じること、です。


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