選民日本
2017年8月6日(日)原爆も世界に類例がない。平和憲法も世界に類例のないことです。偶然でしょうか。私はそうは思わない。原爆によって犠牲をこうむり、平和憲法を持っている。この二つの柱こそ、日本民族が世界の平和をもたらす大きな力である、私はこう解釈しておる。だから、日本がほんとうに世界の平和をもたらし原爆をなくそうとするならば、一方においてはこの核兵器の災害を忘れてはならない。一方においては新しい平和憲法をわれわれが忠実に守るということ、この二つの柱に立つときに初めて日本の発言というものは世界的権威を持つものである、こう私は信じておる。
〔河上丈太郎〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
240頁
「終わりに、兄弟たち。喜びなさい。完全な者になりなさい。慰めを受けなさい。一つ心になりなさい。平和を保ちなさい。そうすれば、愛と平和の神はあなたがたとともにいてくださいます。 」(第2コリント13・11)
「悪から遠ざかって善を行ない、平和を求めてこれを追い求めよ。 」(第1ペテロ3・11)
憲法の改正が議論される昨今です。第二次世界大戦後72年が過ぎました。人の心は随分変わるものです。また今日は広島に原爆が落とされてから72年です。風化させない取り組みが今年も続いています。いつまでも家族が安全に暮らせる社会であってほしいと思います。