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聖フランシスの道

聖フランシスの道
2017年7月25日(火)

豊かな緑のウンブリアの丘陵地帯を歩き、青春時代を通じいちばんかぐわしい甘美な旅を楽しんだ。私(ペーター・カーメンツィント)は、聖フランシスの歩いた道をたどり、彼が自分と並んで歩いているように感じたことも少なくなかった。

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私は、自然を身ぢかに愛し、未知のことばで語る友や旅の道連れでもあるように、自然に耳を傾け始めてから、私の憂愁はいやされはしなかったが、高貴にされ、清められた。

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私は、目に見えるあらゆるものに愛をささげ、どんなものももはや無関心に、あるいは軽蔑をもって見ることをしない習慣をつけることによって、身ぢかなものを手がかりにした。

〔ヘルマン・ヘッセ〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
225頁

「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです」(ローマ1・20)

「自然」すなわち神さまがお造りになられたすべてのものをどのようにとらえ、どのように共に生きていくかは、信仰において大切な一つのテーマです。環境教育は宗教のテーマです。

自然とのふれあいの中で神さまを学びます。


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