傷ついた鹿
2017年7月19日(水)

傷ついた鹿は一番高く躍り上がると
狩人のいうのを聞いたことがある

・・・

陽気は苦悩のよろい
なかでそれは注意ぶかく守っている

〔エミリー・ディキンソン〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
219頁

「神よ。私を探り、私の心を知ってください。私を調べ、私の思い煩いを知ってください。私のうちに傷のついた道があるか、ないかを見て、私をとこしえの道に導いてください。 」(詩篇139・23,24)

人は心に傷があるとき、それを覆い隠そうとしてかえって陽気にふるまってしまいます。ですから沈んでいる人のかたわらにいることも簡単なことではありませんが、陽気な人のかたわらにいることはそれ以上に簡単なことではありません。陽気な人のうちにある傷ついた心に気づいていたいと思います。


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