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カインよ

カインよ
2017年7月17日(月)

なぜにおまえはあの愛の果てに
自分の弟の若きいのちをつみとったのか

〔ネリー・ザックス〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
217頁

「だが、カインとそのささげ物には目を留められなかった。それで、カインはひどく怒り、顔を伏せた。 」(創世記4・5)

人間は皆、愛されたいのです。大事にしてほしいのです。その心のままに誰かに愛を求めようとすると、どうしても奪う愛になってしまい、人を傷つけ、殺していしまいます。

愛は神さまからいただかなければなりません。神さまからの愛をいただいていると、健やかな愛で愛する人を愛し、愛する人からの愛を健やかにいただくことが出来ます。

神さまからの愛はどのようにしていただくのか。罪びとである人間はしるしを求めます。しかし愛はしるしによって与えられるものではありません。愛は、信じることによって与えられるのです。

信じること、信頼することが、私たちの健やかな愛をもたらし愛に生きる道を開きます。


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