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キリスト信者世渡りの秘訣

キリスト信者世渡りの秘訣
2017年7月10日(月)

随分難いと思う事もありまた嫌な事もあろうけれど、しかしそれが十字架の意味をもって負われるのとそれがないのと大変に違う。もし我々が病気に罹(かか)ったり或いは家族の事に付いて詰らない苦痛を感ずる場合があっても或いは貧窮に難(なや)んでももし信仰をもって神の恵(めぐみ)に与(たよ)り神の聖旨(みこころ)に感じてこれを忍耐するならば、その苦痛は誠に負い易い。

〔植村正久〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
210頁

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」(マタイ11・28~30)

苦しみのない人生はありません。苦しみはない方が幸福であると思うのですが、苦しみのない人生はありませんので、幸福は人生の苦しみに対してどう受け止めていくかによって与えられたり与えられなかったりするということです。
苦しみを苦しみとしてだけ受け止めているとそこには幸福は生まれません。
苦しみを信仰をもって神さまの恵みにお頼りしながら、神さまの御心を思いつつ忍耐していくならば、そこに幸福な人生が生まれてきます。


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