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驚くべき変化

驚くべき変化
2017年7月8日(土)

束の間の快楽には心を向けず、正義を断じて行ない、可能性の中に動揺せず、現実的なものを大胆に捕えよ。自由は観念の世界への逃避の中にはなく、行為の中にのみある。ただ神の戒めと汝の信仰のみを身に帯び、疑いと迷いを棄て、人生の嵐の中に歩み出でよ。そうすれば、自由は汝の魂を歓呼しつつ迎えるであろう。
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驚くべき変化! 強き活ける御手が汝に結びつけられた。汝は、無力と孤独のうちに、己が行為の終焉を迎える。しかも、汝は息づき、静かに、また心確かに、強き御手の中に汝の義を託して、自ら喜び、心足りる。束の間に自由にふれて祝福を得、それを神の御手にゆだねれば、自由の成就は神のなし給うところとなるであろう。

〔ボンヘッファー〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
208頁

「ですから、あなたがたは、神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです。あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」(第1ペテロ5・6,7)

神さまの御手の中にすべてを、自分自身をゆだねる時、自由がやってきます。自由は神さまが創造してくださるものです。神さまの御心を知り、それに従い、語り行動するところに自由があります。自分の心の赴くままに生きようとすると途端に不自由になり、罪の奴隷となります。


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