神のみ心にかなう結婚
2017年5月25日(木)われわれが今結婚生活の中にあり、それがもたらすいっさいのことを引き受ける時、われわれはただ自分たいの意志を行なうばかりではない。それによってわれわれは、彼の、神の意志を行なうのである。そしてわれわれは、このことが大いなる約束を有することを知るのである。われわれの結婚はここに根ざす。そしてこのように結婚はわれわれを結び合わせる。これらいっさいのことにおいて、しかも日ごとにわれわれに向けられるのが、神の恵みである。この恵みの力によって、われわれもまた互いに身を向け合っていくことができる。それはすなわちお互いのために存在するということ、いつも互いに愛し合い、人生がわれわれに重荷として負わせるものを共に耐えるということを意味する。何よりも、お互いを耐えるということが大切である。
〔E・トゥルナイゼン〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
159頁
ある意味で結婚とは忍耐なのですが、それは神さまの恵みがそこに注がれているから可能なのであって、神さまの恵みがないならばあとは自分の力のみで忍耐することとなり、たちまち行き詰まってしまいます。
神さまのみ心の中にある結婚と確認するからこそ、そこに神さまの恵みを確信することができ、忍耐に生きる道が開かれるのです。