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激務と思索

激務と思索
2017年5月16日(火)

世界的に秀(すぐ)れた人物で、行動をやめたあとになって、ときには沈思内省する人はいる。しかし、ハマーショルドの場合、日常の激務をつとめながら、思索をつづけていたのである。
・・・
・・・自室にもどるとこんなことを書くのだ。
「・・・
神の名が崇められんことを、私の名ではなく。
神の国が来たらんことを、私の国ではなく。
神の意志の行なわれんことを、私の意志ではなく。」

〔C・P・スノー〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
150頁

ハマーショルドとは元国連事務総長のことです。
激務の中にあるほどに「しずまり」が大切です。激務を続けながら、思索を続けることが大切です。どちらか一方では人間であることを辞めなければなりません。


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