恐怖の治療薬
2017年3月30日(木)私がさらに答えようとする前に、彼女は私の目の中をまっすぐに見ながら「私は、私らが、あんたとどもまでも一緒にいてあげられるとはいやしません」、といい、それから、彼女の顔は輝くばかりになり、落ち着いた確信の言葉でさらに続けた、「けれど、よしんば私らがあんたと一緒でなくても、神様があんたを見て下さるんだよ」と。彼女がこのような慰めの言葉を語った時、私の中のすべてが、なまのエネルギーの波打つような震えを伴って揺れ動き、よみがえったのだった。
〔M・L・キング〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
98頁
神さまがともにいるということを私たちは幾度も聞かされなければなりません。神さまは様々な人を、私たちのところへ送ってくださいます。
神さまがともにいるという言葉に心を開くとき「私の中のすべてが、なまのエネルギーの波打つような震えを伴って揺れ動きよみがえ」る経験をいただくのです。