敵を愛する
2017年3月22日(水)われわれは人種差別を嫌悪しつつ、一方では人種差別主義者を愛すべきである。これこそが愛されるべき社会を創造する唯一の道なのである。
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われわれは耐え忍ぶ能力によってあなたがたを摩滅させることをはっきり覚えておくがいい。いつの日かわれわれは自由を勝ち取るだろう。しかしそれは、われわれ自身のためだけではない。われわれはその過程で、あなたがたの心と良心に強く訴えて、あなたがたを勝ち取るだろう。そうすればわれわれの勝利は、二重の勝利となろう」。〔M・L・キング〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
90頁
キリスト者は忍耐という武器を持ってこの世の敵と戦います。また愛するという武器を持ってこの世の敵と戦います。そうして敵を滅ぼすのではなく敵を勝ち取るという道を歩みます。