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神を喜ぶ(ローマ5・11)

神を喜ぶ(ローマ5・11)
2017年1月6日(金)

人間が生きがいを感じるのは、喜ぶことであります。ただ、何を喜ぶかによって、そのいのちが真実のものかそうでないか、が定まるのであります。真の喜びはどういう種類のものでしょうか。パウロは、神を喜ぶことだというのであります。和解が与えられる、平和を保証される、愛を注がれる、それによって得たいのちを、しみじみ確かなものだと感ずるのは、神を喜ぶことにあるというのです。
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御子の死といのちによって与えられた神との和解と平和のゆえに、今は、ほかに誇るものは何もないのです。神のみを誇りとするのです。そして、これほどに誇らしいことがどこにあるでしょうか。また、誇る根拠を与えて下さったのが神ご自身なのでありますから、これほどに、たしかな誇りがどこにありましょうか。

〔竹森満佐一〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
8頁

イエスさまによって明らかにされた神さまは愛の神さまであり和解の神さまです。神さまからの一方的な愛によって和解が与えられ、平和を保証され、愛を注がれているのです。これさえあれば、後のことはそんなに重要なことではありません。何を悩むことがあるでしょう。
これが与えられていない、見いだせていないならば、どんなに順風満帆であっても悩まなければなりません。


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