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神の現実

神の現実
2017年1月5日(木)

この二、三年間に私が経てきたいくつかの苦しい時、それらも私を神に近づけてくれた。
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かつては、人格なる神という観念が、せいぜい私を神学的・哲学的に満足させてくれる形而上学的範疇でしかなかった。ところが、今ではそれは、日ごとの生活の経験に裏書された・生きた現実となっている。
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全く文字通りの意味で、神は生ける神であり給う。彼のうちには感覚と意志があり、彼は人間の心の最も深いあこがれに答え給う。このような神が、祈りを求め、また、祈りに答え給うのである。

〔M・L・キング〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
7頁

神さまが、単に霊的なエネルギーや目に見えない存在というのではなく、人格者であり、感覚と意志をお持ちであり、私たちを愛しておられる存在であること。生きて働いておられる方であり、私たちの祈りを聞いてくださる方であること。その神さまが私たちに祈りを求めておられるということ。
これら神さまへの確かな信仰は、人生の苦しみを通してより深く、より現実的になっていくのです。


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