和解させていただいた私たち
2016年12月26日(月)私たちは神と和解させていただき、許されていること、新しい心、新しい霊、新しい見方で見る目、新しい聞き方をする耳をいただいていることを存在の隅々まで徹底して確信しないでいる限り、私たちは人々の間に分裂を起こし続けるでしょう。なぜなら、私たちは人々に、彼らが持っていない癒しの力を期待してしまうからです。
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神の言葉、サクラメント(秘跡)、隣人愛、これらのものによって、私たちは本当に和解の恵みをいただいているということを絶えず思い起こす必要があります。ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
422頁。
分裂は、隣人への過度の期待、によって起こります。隣人への過度の期待は、神さまへの期待が「少ない」あるいは「ない」ことの現われです。
信仰者は神さまへの期待に生きる者です。神さま以外のものへの期待は偶像礼拝です。隣人への過度の期待は偶像礼拝そのものです。
私たちは神さまと和解させていただいていることを、聖書の言葉、聖餐式、そして隣人への愛によって絶えず思い起こします。