第二の死
2016年12月17日(土)地獄は第二の死です。
・・・
地獄を第二の死として見ると、中世の美術や文学によくあるような、永遠の苦しみや拷問といったイメージは取り去られます。地獄は、悪いことをした罰というよりも、いのちを選ぶことを拒否することであるという意味がもっとはっきりしてきます。実際、黙示録が永遠の死に到る罪としてあげているものは、死へ向かう選択です。殺人、忌まわしい行い、みだらな行い、うそなど(黙示録21:8)です。ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
413頁。
「いのちを選ぶことを拒否すること」。それ自体が地獄であるということ。
地獄はまさに遠い向こうにあるものではなく、私たちの日常の中にあるのです。
イエスさまが、神の国はあなたがたのただ中にある、と言われたように、地獄も私たちのただ中にある可能性があります。
今日も、死ではなくいのちを選択しましょう。