死ぬことを許す
2016年12月5日（月）私たちの家族や友人に差し出すことの出来る最もすばらしい贈り物の一つは、よく死ぬことに向けて準備をする手助けをすることです。当人たちは神のみもとに行く準備が出来ているのに、私たちの方が彼らを行かせるのに困難な時がよくあります。
ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
401頁。
人間はみな必ず死を迎えます。どうあがいてもそれが現実です。誰も選択することが出来ません。しかしどのように死ぬかはそれぞれが選択することが出来ます。どのような死を迎えるかは、どのように生きるか、生きてきたかによって変わります。より良く生きた人は、より良く死ぬことが出来るでしょう。
良い死を迎えるために本人の備えは何よりも大切なことです。それと共に、家族や友人たちの関わりも大切なことです。良い死を迎えるためにまわりの者が出来ることは、愛による平安を与えるということでしょう。