人生のジレンマ
2016年12月2日(金)私たちがさらに深く霊的な生活―復活された主との交わりの生活―を送るようになるにつれ、次第に、死の門を通って、キリストと共にいる永遠のいのちへと移って行きたいという願望に気づくようになります。これは、死への願望ではなく、あらゆる願いが成就することへの願望です。パウロはそのような願望を強く味わっていました。
ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
398頁。
永遠のいのちを望むことは、現実からの逃避ではなく、現実にあって現実を超えていくことなのかもしれません。つねにキリスト共にいる永遠のいのちへのあこがれを抱いているということでしょうか。現実をより良く生きる秘訣がそこにあるのかもしれません。