霊の体
2016年11月30日(水)復活の時、私たちには霊の体が与えられます。私たちの自然の体はアダムから出たものであり、霊の体はキリストから来ます。キリストは第二のアダムで、私たちに滅びることのない新しい体を与えてくださいます。
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私たちの霊の体は、キリストに似た体です。イエスは、死すべき体を持つものとして生きるいのちを、私たちと分かち合うために来られました。それはまた、ご自分の霊の体に私たちも共に属することが出来るようになるためでした。
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私たちの霊的ないのちが完全に明らかにされるのは、まさに体においてなのです。ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
394頁。
聖書の語る「霊の体」とは、いわゆる目に見えない霊的なものではありません。
キリストの復活の体は、共に食事をしてくださることの出来る体でした。
それでいて戸を閉じて集まっていた弟子たちのところに、その扉を越えてやって来ることの出来る体でした。
私たちの理解を越えていますが、だからこそそこで霊的ないのちが完全に明らかにされるのです。