聖人、私たちと同じような人々
2016年11月10日(木)洗礼によって、私たちは血の繋がった家族よりももっと大きな家族の一員となります。それは闇の中に輝く光となるよう、神によって呼び集められた人々からなる家族です。この人々が聖人と呼ばれます。
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彼らがはっきりと揺らぐことなく、神と神の民に焦点を合わせているということ
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聖人たちは、私たちの兄弟姉妹です。そして私たちに自分たちと同じような焦点を持った人生を生きるよう、呼びかけています。ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
374頁。
たとえばアウグスティヌス。山田晶の『アウグスティヌス講話』を読むと、そこには兄弟としての聖アウグスティヌスの姿が描かれています。
弱さの中に生きるひとりの人間が、しかし神さまと神さまの民に焦点を合わせていること。
私たちもそのような生き方に招かれています。