貧しい人々に焦点を合わせる
2016年10月31日(月)この世のあらゆる組織と同様、教会も常に腐敗の危険にさらされています。
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どうすれは教会の腐敗を防げるのでしょうか。答えは明らかです。貧しい人々に焦点を合わせることです。貧しい人々によって、教会はその本来の召命に忠実であるよう仕向けられるからです。
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教会に弱い苦しい立場の人々が与えられているのは、キリストの体である教会が、互いへの思いやり、愛と平和の見出せるところとなり、そうあり続けることが出来るためです。ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
361頁。
不和や妬み、勢力争い、心の狭さなどに捕らわれてしまうのは、貧しい人々の教会でなくなってしまっているからだ、とナウエンは語ります。
貧しい人々、弱い人々、助けの必要な人々は教会の宝物なのです。