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教会でキリストに会う

教会でキリストに会う
2016年10月25日(火)

教会を愛するには・・・キリストその人を愛したいと望むのと同じように、キリストの民を愛する意志が必要です。このことは、「小さな」人々ー貧しい人、抑圧されている人、忘れられている人―ばかりではなく、「大きな」人々―教会で権威を行使する人々―を愛する意志を持つことでもあります。

教会を愛するとは、教会の内にあって、私たちがいくところどこにおいても、イエスに出会おうという心がまえがあることです。それは、あらゆる人の考えや行動に同意し、それらをよしとすべきだという意味ではありません。反対に、教会を愛するなら、私たちからキリストを隠してしまう人々に、正面から立ち向かうよう求められることさえあるでしょう。しかし、対決するにせよ支持するにせよ、批判するにせよ賞讃するにせよ、教会を愛する心で語り、行動する時にのみ、私たちは実り豊かな関わりを持つ者となれるのだと思います。

ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
355頁。

イエスさまに出会おうという心がまえ、そして、教会を愛する心で語り行動すること。これがあるかないかで教会生活、信仰生活、さらに人生さえも大きく左右されるでしょう。どんなに信仰深く見えてもこれらがないならば、その信仰は不毛です。どんなに小さな信仰でも、これがあるならば実り豊かな歩みに生きることが出来るでしょう。


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