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無防備と信頼との場所

無防備と信頼との場所
2016年10月3日(月)

共に食卓を囲み、一つのパンから食べ、一つの杯から飲む時、私たちはお互いに一番無防備な状態にあるといえるでしょう。
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聖餐の美しさとは、まさに無防備のままの神が無防備な人々に、一つのところに集まり心を許してその場で仲良く食事をするように招いてくださる、ということです。パンを割いて互いに与える時、恐れは消え、神は身近な親しいものとなります。

ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
333頁。

無防備。これがキーワードです。
私たちはおおよそ武装しているのです。人と出会う時もそうですし、自分と出会う時もそうです。
しかし武装を解かない限り親しい理解は生まれません。
聖餐は無防備を学ぶときです。


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