洗礼、参加をうながすもの
2016年9月29日（木）このサクラメント（秘跡）には、魔術的なものや機械のように自動的に働くものとしての要素は全くありません。私たちは「私は父と子と聖霊のみ名によって、あなたに洗礼を授けます」という言葉で水をそそいでもらいます。それが変わることのない意味を持つのは、洗礼を受けた私たちの霊的な真理をありとあらゆる方法で表し、確認し続けることをいとわない時だけです。
ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
327頁。
「私たちの霊的な審理をありとあらゆる方法で表し、確認し続ける」こと。
礼拝を通して、デボーションを通して、賛美を通して、祈りを通して、聖餐を通して、隣人への愛の奉仕を通して、確認し続けます。
その生きた信仰生活をいとわない、すなわち嫌がらずむしろ喜びとすること。それが洗礼が変わらない意味を持つ道です。