神によって創られたものは聖性を帯びている
2016年9月23日(金)私たちが被造界を単に”使って”いる限り、そこに聖なる姿を見出すことは出来ないでしょう。それでは、私たちが被造界にまるでその所有者であるかのように近づいていることだからです。けれども、私たちを創造された神、その同じ神によって創造されたものとして、私たちをとりまくすべてのものに関わる時、また被造界を通して神がご自身を現され、私たちを礼拝と賛美に招いておられると信じる時、私たちは、神によって創られたものすべてが聖性を帯びたものであることを認めることが出来るようになるでしょう。
ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
321頁。
「同じ神によって創造されたもの」。被造界、すなわちこの世界のすべてのものが、私を造られた神によって創造されたものであることを知ること。あるいは信じること。
環境教育において大切な視点はそこにあるように思われます。
そうしてはじめて被造物の中に聖なる姿を発見することが出来るのです。
そうしてはじめて被造物を単に利用するものではなく、それを超えたものとして大切にすることが出来るのです。