被造界は神を映す秘跡
2016年9月22日(木)神がイエス・キリストという形で受肉された時、創られざるものと創られたもの、永遠のものと過ぎ去ってゆくもの、神的なものと人間的なもの、これらが一つとなりました。こうして生み出された統一は、現在死ぬべきもののすべてが不死のものを指し示し、現在限りあるものすべてが無限のものを指し示すということを意味したのです。
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これは、被造界の秘跡的性質と呼ばれるものです。存在するすべてのものは聖なるものなのです。というのも、存在するすべてのものが、神の贖いの愛について語っているからです。ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
320頁。
「創られたもの、過ぎ去ってゆくもの、人間的なもの」と、「創られざるもの、永遠のもの、神的なもの」と一つになりました。それが「受肉」の意味するものです。受肉において神さまがお語りになられらことです。
私たちは、創られたもの、過ぎ去ってゆくもの、人間的なものの中に、神さまを発見します。存在するすべてのものは神さまの贖いの愛を、十字架と復活の愛を語っています。