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十字架の下に立つ

十字架の下に立つ
2016年9月19日(月)

頭を上げてまっすぐに立つ、これは霊的に成熟した人がこの世の悲惨さに直面する時示す態度です。日常の様々な事実の中には、世の終りが来たかのような陰鬱な考えや気分の源がいくらでも見つかります。けれども、こうした否定的な傾きに打ち勝ち、この世で自信を持って立つことが出来ます。
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イエスの母マリアのようになりましょう。マリアは愛する息子の死にもかかわらず、神は常に真実な方であることを信じ、十字架の下に立ったのでした。

ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
317頁。

十字架の下に立つ。悲惨を前にしてしっかりと立つことこそ、信仰者の生き方です。悲惨を前にして、世の終りが来た、と騒ぎ立てることは信仰者の生き方ではありません。
どんなに否定的な現実を前にしても、私たちは主にあって希望に生きます。


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