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死ぬ心構え

死ぬ心構え
2016年8月27日(土)

死はしばしば突然にやって来ます。
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どうすれば死に備えることが出来るでしょうか。決着のついていない人間関係上の問題を、一切残さないことによってです。
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私の人生の一部であったすべての人々と心安らかな関係でいるなら、私の死は大きな悲しみとなることはあっても、後ろめたさや怒りをもたらすことはないでしょう。

どんな時にも死ぬ準備が出来ていると、どんな時にも生きる準備もまた出来ています。

ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
291頁。

後悔のない人生はありません。何かしら失敗、過失、人々に迷惑をかけて人は生きています。そこからいろいろな人間関係の問題を生み出しています。
しかしそれらを完全ではないにしても解決することは、人生において大切なことです。
このままでは死ぬに死に切れないという状態であっては、死ぬ準備が出来ていないのですから、生きる準備もできていないと言えるでしょう。

たとえ相手が許してくれなくても、許しを乞う努力は大切なことなのですね。


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