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貧しい人々の宝物

貧しい人々の宝物
2016年8月20日(土)

貧しい人々のために何かしても、貧しい人々が私たちに何かを支払うことはありません。支払わないことで、貧しい人々は私たちを内なる自由、無私、惜しみない心、真の思いやりへと招いてくれます。

ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
284頁。

私たちの愛が、見返りを求める愛である限り、その愛は不自由さをともなっています。見返りがあるかないかで揺れ動く愛です。見返りに縛られている愛です。

自由な愛に生きるためには、見返りを求めない、ということが大切ですが、罪人である人間には不可能なのです。ですからせめて見返りを差し出すことが不可能であろうと見える人びとへ愛を傾ける時、自由にならせていただけるのです。


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