隠れていること、親しみの場所
2016年8月13日(土)隠れているということは、霊的な生活にとって欠くことの出来ない要素です。孤独、沈黙、普通の仕事、立派な計画もなしにただ人々と一緒にいる。眠る、食べる、働く、遊ぶ、こうした他の人々と何ら変わるところのないすべてのこと、それがイエスの生きた人生であり、イエスが私たちの求めておられるのもそのような人生です。私たちがイエスのように「知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛さ」れるようになる(ルカ2:52)のは、隠れていることにおいてです。また、私たちが神と本当の親しい関係、人々への本当の愛を見出すことが出来るのも、隠れていることにおいてです。
ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
277頁。
隠れてた場所を、親しみの場所とするということ。そこで神さまの愛を知り、神さまの愛に養われ、育まれます。