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イエスの隠された人生

イエスの隠された人生
2016年8月12日(金)

イエスの生涯の大部分は隠されていました。イエスは両親と共に、両親に仕えてナザレに暮らしていました。
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み国のために、言葉と行いによってイエスに従おうとするなら、何よりもまず、簡素であまりぱっとしない、ごく普通の隠れた生活の中で生きられたイエスに従う努力をしなければなりません。

ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
276頁。

クリスマスの記事によってイエスさまのお生まれの様子を知ることができます。生まれて八日目の割礼のこと、12歳のイエスさまのことも、知ることができます。しかし福音書の記事は、公生涯と言われる宣教の開始から十字架、復活までの間のことに集中していて、それ以外のことは記されていません。しかしその間のことは存在しなかったわけではありません。「隠されている」のです。

この間イエスさまは両親にお仕えなさいました。家族に、地域社会の中にあって生きられました。学ばれ、訓練され、成長されました。それは神であるという事実を少しも曇らせることになりません。むしろまことの神さまであるからこそ、そのような歩みを選択することができたのです。

普通の隠れた生活の中で生きるということ。そのことが大切にされない人生は神さまの証し人となることを難しくしてしまいます。

今日一日の「普通の隠れた生活」を大切にしましょう。


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