霊的生活の力学
2016年7月26日(火)感情の生活と霊の生活とはそれぞれ異なった力学をもっています。ふだん体験する感情の起伏は、多くは過去や現在の生活環境によって左右されています。
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霊的な生活の起伏は、私たちの従順、つまり聴くこと、すなわち私たちの内におられる神の霊の動きに、注意して耳を傾けることによって起こってきます。このように耳を澄まして聴くということがないと、私たちの霊的生活は、いつかは吹きさらしの感情の波にもまれたままになってしまいます。ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
256頁。
従順とは「聴く」という生き方をするということ。多くの場合自分が話すという生き方をしていますから、自分が話すということを止めて聴くということをはじめます。
何を聴くのか。この世の言葉を聴くのか。
そうではなく神さまの御声を聴くのです。神の子とされた私たちの内には神さまご自身がいてくださいます。その御方の御声を聴くのです。