世の食物となる
2016年7月12日(火)選ばれ、祝福され、割かれ、与えられる、これが神のみ子、キリスト・イエスの聖なる旅路です。
司祭がパンを取り、祝福して、割いて「これはキリストの体」と言って与える時、キリストの生涯にならう人生を送る決断を言い表します。私たちもまた、選ばれ、祝福され、割かれた者となり、世の食物となりたいと望みます。ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
242頁。
選ばれることと、祝福されることは、喜ばしいことですが、割かれ、与えられることは、あまり喜ばしいことではありません。しかし選ばれることと、祝福されることの目的が、割かれ、与えられることであるならば、その道に進まずには人生を生きたことになりません。
割かれること、与えられることは、ときに厳しい道を私たちに強いますが、そこにこそ人生の喜びと充実があることを信じたいと思います。