自分の傷を第一に

自分の傷を第一に
2016年7月9日(土)

寂しさや落胆、恐れを伴った自分の経験を、他の人々への贈り物とすることが出来ます。心のこもった関わりに恵まれた時には特にそうです。私たちの傷が開いたまま血を流し続けている限り、人々は怖がって遠ざかってしまいます。けれども、誰かが私たちの傷を丁寧に手当てしてくれると、私たちも人々も、もはやその傷を怖がらなくなります。

ある人が癒しの存在として私たちと共にいてくれるのを経験すると、私たちにも人を癒す賜物があることを発見出来ます。その結果、自らの傷のゆえに、私たちは傷ついた兄弟姉妹と深く連帯することが出来るようになります。

ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
239頁。

自分の弱さ、が、他の人びとへの贈り物、となる。
弱さは、人びとを癒す賜物、である。
その賜物は、共に生きること、を生み出す。豊かな賜物が、共に生きるよりも、スタンドプレーを生み出すのに対して、この賜物は、共に生きることを生み出すのです。


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