〔待降節―主の御母〕
2015年12月14日(月)
洗礼者ヨハネが今すでに喜び、イエスの預言者として使徒としての証しを、救世主に差し上げます。
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その一切がこの二人の女性たち、母になろうとしている女性たちが互いに会うところ、そこですでに密かに起こります。
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この出来事は教会の秘跡であります。常にキリストが、そして繰り返しキリストがおられ、そしてキリストと共に洗礼者ヨハネが、キリストを指し示している姿です。カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、664f。
胎児である洗礼者ヨハネが、胎児である御子イエスさまと出会い、喜びおどったと聖書は語ります。そのことを伝えたのは、この母となろうとしている二人の女性、とりわけ喜びおどる胎児を、全身で感じているのはエリサベトであり、彼女がこの出来事を語り伝えたのでしょう。
キリストとの出会いがもたらす喜び。その喜びに満たされている愛する胎児、わが子をまじかで感じたエリサベト。
そのエリサベトは聖霊に満たされて、御母に、そしてキリストを拝します。
クリスマス。喜びの季節です。
(祈り)
神さま、クリスマスの喜びを感謝します。