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「この朽ちるべきものが朽ちないものを着る・・・」。 コリントの信徒への手紙第1 15章53節

〔死者の復活 ― 第1コリント15章〕

2015年11月22日(日)

この突然入り込んでくる、全時代を縦に引き裂く危機の奇妙な規定を52節は三つ挙げています。
第一に、「たちまち」それはおこるであろう、という言葉どおり分割もできぬうちに、従ってまさに時間の一区分のうちにではないのです。
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第二に、一瞬のうちに、です。
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第三に、最後のラッパの響きと共に。
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これこそキリスト教的希望を非常に切迫したもの、現実的にするものなので、希望はいわゆるより良い持ち分や、人間独自の精神面に全く関係はなく、そうではなくて彼がどのような身体をもっていきているか、この朽ちゆくもの、この死ぬべきもの、人間に関係します。
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常に下から私たちに迫るものは、上からの存在のために衣を着、帰還し整えることを待ち望んでいます。

カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、621ff。

希望に生きるということは、今この時の生き方が全く変わることです。
今この時の生き方が全く変わっていないということは、希望に生きていないのです。
復活のいのちに生きる者としていただきましたので、今この時、喜びと感謝に生きます。

(祈り)
神さま、復活のいのちに生きる者としていただきましたことを感謝します。


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