〔死者の復活 ― 第１コリント１５章〕
2015年11月18日（水）
この「これと同じ」は、「形象から事実への歩み」という、全く別な性質を持ったものへの移行を表しています。
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人は肉体です。非―肉体的なものと関係のある肉体、しかも非肉体的なものによって規定されてはいますが、肉体であります。肉体のこの非―肉体的なものへの関係における変転こそが復活であります。従って、人間の単なる非―肉体的な現存在への移行などではありません。
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肉体はこちら側で「精神的な」肉体であり、復活のあちら側彼岸で「霊的な」肉体です。この新述語は「死者たちの復活」であります。カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、615ｆ。
死者たちの復活とは、精神的な肉体が、霊的な肉体に変転することである、といいます。
つまり霊魂の不滅や、精神的、霊的な永続性ではありません。
変えられるのです。
この変えられるということの中に、救いの恵みが詰まっています。
（祈り）
神さま、復活の恵みを感謝します。