〔喜びへの自由〕
2015年10月9日(金)
私たちの人生の全体は暫定的であり、永遠の生命の期待の中でのみ、つまり神の永遠の命と結びつく啓示の期待の中で生き続けられるのです。
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今ここで、まさに一切の今とこことが、いつかそこに明らかになり、目標になるであろうものへの大いなる「先行助走」であるからです。カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、540f。
「今」は「永遠」に結び付けられること。信仰とはそういうことでしょう。
人生そのものも暫定的、一時的なものです。その暫定的、一時的なものが、永遠と結び付けられるのです。そうしてはじめて私たちは生きることができます。あるいは生きる者となります。
今日の一切のことも「先行助走」なのです。
(祈り)
神さま、永遠のいのちに結び付けられた今日の一瞬であることを感謝します。