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婚姻の意義

〔結婚と愛〕

2015年9月19日(土)

婚姻の儀式にはまず「家庭的側面」があります。それはいずれにせよ若い夫婦にとって通常双方の側へ、子どもとして二人が両親と共に立つ共同社会の拡大を意味します。この点こそ、両親にこの行為もしくはこの儀式への途上で意見を述べる資格を与えることであり、子どもたちにはその際両親に耳を傾けることを義務づけることであります。
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決定的であり続けるのは、結婚の成立は宗教的結合と義務も ― 神への方向だけではなく、人びとへの、従ってキリスト教会への方向においても ― 内包するという事実です。

カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、502f。

どこかの島に行って二人だけで結婚式を挙げ、どこかの世界に入って二人だけの生活を営んでいきたい、という願望は解らないではありませんが、その願望には結婚への誤解が多分に含まれています。誤解を含んだままの結婚ならば、幸せになる事は難しいでしょう。
どこかの島に入っての結婚は悪くはありませんが、それでも最低限両親の前に結婚の誓約をするべきです。両親の臨席を最大限努力すべきです。

この家庭的側面に、法的側面、教会的側面を含めて、結婚には共同体への招きという大切な側面があります。

(祈り)
神さま、結婚の側面が大切にされる社会でありますように。


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