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愛とは何のことか

〔結婚と愛〕

2015年9月16日(水)

愛は一人の男と一人の女の「自由な決定」です。
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愛において問題なのは、あの人間的な意のままにできないことを目ざして、志すこと、目標とすること、敢えてすることが、「男と女の自由な決断」において出来事となることです。
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二人が愛し合うようになり愛しているなら、「双方で理解し合い、関わり合い、熱望し合う」ことが大事です。
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この自由が出来事になるということは、結婚に欠くことのできない人間的な基礎付けです。
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全体の根源として自由がすっぽり欠けるところでは、結婚はその根源において壊れた結婚です。

カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、497f。

愛は自由があって初めて愛となります。
自由がすっぽり溶けける所では、もはやそれは愛ではありません。
自由が奪われるような事態、自由を奪うような状況では愛は成り立たないのです。
自由が奪われるような事態、自由を奪うような状況、たとえば、強制や脅迫や強要の中では愛は、もはや愛ではないのです。そのような中で何かがなされたとしても何の意味もありません。

自由な決定が守られる状況、そのような事態を大切にしなければ、おおよそ人間関係は成り立たないのです。

(祈り)
神さま、自由な決定を大切にすることのできる真の人間関係の中に生かしてください。


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