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誠実は他者の現前における生活基盤である

〔結婚と愛〕

2015年9月13日(日)

他者へ正しく向き合う姿勢を保ち続けることが、結婚の「誠実」という概念の「積極的な」基本の意味です。誠実な愛とは、この他者としかと ― 自ら「完全に」、他者との「全体性」において関わらなければならないということです。
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パートナー自身をその存在のあらゆる次元において思いやり、自分の方の存在のあらゆる次元からも推し量るということ ― それが肝要です。従って、それは道徳的、性格的、美的、感情的な価値判断と何のかかわりもなく、相手を肯定することが大事です。
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それは二人でいながら一人のごとき共通の建築であり、他の人びとの目には隠れていて、その内奥においては ― こうして二人だけのもとで ― 出来事であり、繰り返し出来事になるのです。

カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、492ff。

誠実とは、瞬発力ではなく持久力が問われるところの戦いです。
また相手へを肯定することが大事です。

(祈り)
神さま、誠実に生きさせてください。


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