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反乱の中の人間

〔人間とは何か〕

2015年7月11日(土)

神の言(ことば)と啓示は唯一輝ける喜びの福音ですが、人間の応答は暗い律法へと福音を解釈しなおして、その律法に溜息しつつ従うか、ある時は密かに逃れようと試みます。
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人間が神の恵みを、それと共に自分自身をなおざりにするところに罪があります。そのように罪は、神の権威を侮辱し、しかも過ちを犯す人間自身を致命的な危険にさらします。
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罪の卑劣さは、人が人の主に逆らうだけではなく、主なる神に逆らうところにあります。

カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小鎚千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、390f。

人間が神さま抜きで自分を、人生を、すべてを成り立たせようとするところに罪があるのです。それ自体罪なのです。そこに混乱があり死があります。

ひとたび神さまを中心とするならば、いつも新しく生きることができます。そこに希望が生れます。

(祈り)
神さま、あなたを主なる神として仰ぎ見させてください。


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