,

人間は神のものである

〔人間とは何か〕

2015年7月9日(木)

人間は「神から出て神へと」向かうものです。すなわち、神からの純粋な対象体、と同時に神へと向かう純粋な主体、神の被造物、それでいて神に対して自由な神の被造物です。

カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小鎚千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、387f。

人間は、それ自体では宇宙を漂る塵のようなもので、まさに漂っているようなものです。しかし聖書は神さまが人間をお造りになられた、と語ります。そして神さまはその人間を愛しておられる、世の終わりまでともにいるという約束してくださったと語ります。人間は神さまから出て、神さまへの向かって行く存在です。そのように人間をとらえて初めて人間への理解が生まれます。
人間は神さまとの関係において「義」となって初めて人間として生きていくことができるのです。

創世記3章に記されているように、人間はその自由意思を乱用して、この神さまとの関係を破壊してしまいました。それがすべての問題の根にあります。
この破壊された関係を回復するために、イエスさまはこの地に来てくださいました。そうして、十字架と復活によって、完全にこの関係を回復してくださいました。
私たちは相変わらず罪人ですが、イエスさまを主と仰ぐとき、神さまとの正しい関係の中に生きる者とせられます。

(祈り)
神さま、あなたを主と仰いで生きる者としてください。


投稿日

カテゴリー:

,

投稿者:

タグ: