〔ドイツ民主共和国〔旧東ドイツ〕のある牧師への書簡から〕
2015年6月18日(木)
実りのない反抗や反対論を控えること、事実に即して耐え抜き、最後までやりとげる、すなわち、ひたすら率直にここでもそちらでも効力があり、ここでもそちらでも稀で、人気のない、自由な恵みの福音に留まることです。
カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小鎚千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、353f。
自由な福音に留まること。それが悪魔に抵抗する道です。
罪人である人間は、自由な福音に留まることが難しいのです。いつも自由な福音から飛び出して、悪魔に抵抗しようとしてしまうのです。
自由な福音から飛び出して、実りのない反抗や反対論に走ってしまうのです。
事実に即して耐え抜き、最後までやり遂げることから、飛び出してしまうのです。
自由な恵みの福音に、しっかり踏みとどまりましょう。
この世からは、人気がないのですが、自由な恵みの福音に、しっかり踏みとどまりましょう。
(祈り)
神さま、福音に踏みとどまらせてください。