〔私の魂は主をあがめる〕
2014年12月22日(月)
ほんとうの権力者はいつもわずかしかいない。しかし、多くの「小さな権力者」とても呼ぶべき者がいる。この「小さな権力者」は、自分が権力を振うことのできる範囲内でのみその権力を行使し、「より高い権力者となろう」というただひとつの思いに取りつかれている。ところが、神の考えは、これとは全く異なる。神は、「より低くなろう」とし、卑しい者となり、自分のことを忘れ、目立たなくなろうとするのである。われわれは、この神が実際に歩んだ道においてのみ、神と出会うことができる。それ以外のところで、神に出会うことはできない。
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神は、「大きな権力者」と、そしてそれ以上に数の多い「小さな権力者」のすべてを、マリヤの言葉通りに、その椅子から突き落とすのである。ボンヘッファー、『主のよき力に守られて~ボンヘッファー1日1章~』
村椿嘉信・訳、新教出版社、1986年6月30日発行、626f。
まさに革命です。私たちの心の革命です。私たちの価値観の革命です。ひっくりかえるのです。
私たちは、より低くなろう、とする道においてのみ神さまに出会い、神さまとともに歩むことができるのです。
(祈り)
神さま、より低くなろう、卑しい者となろう、自分のことを忘れよう、目立たなくなろうとすることができますように。