〔私の魂は主をあがめる〕
2014年12月18日(木)
ルカ1章46~55節。
このマリヤの讃歌は、最も古いアドベント〔待降節〕の歌である。
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ここにあるのは、王座から引き降ろされた王と権力を奪われたこの世の支配者についての、そしてまた神の力と人間の無力さについての強烈な、手加減することのない、きびしい歌である。
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マリヤは他の誰よりも、キリストを待ち望むということを知っている。
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マリヤは、神が人間と共に、驚くべき道をたどるということ、神は決して人間の思いや見解通りに人間に向かうのではないということ、神は人間が指示する道を歩むのではないということ、神の道は人間が理解したり、証明したりできるものでは決してなく、むしろ全く自由で独立しているということを、身をもって知っているのである。ボンヘッファー、『主のよき力に守られて~ボンヘッファー1日1章~』
村椿嘉信・訳、新教出版社、1986年6月30日発行、620f。
神さまを待ち望む者は、神さまが決して遠く離れたお方ではなく、最も近いお方であることを知っています。
(祈り)
神さま、あなたを待ち望む者としてください。