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歴史における神の支配に関する信仰箇条

〔神のすることはいつまでも存続する〕

2014年11月6日(木)

私は、神がすべてのもの、最悪のものからさえも、良いものを生み出すことができ、またそうしようとしていることを信じる。神は、そのためにすべてのことを最も良い状態へもたらす奉仕者を必要としている。
私は、いかなる困難な状況においても、神が、その困難に抵抗するためにわれわれが必要とする力を与えてくれるということを信じる。しかし神は、その力を前もっては与えない。それはわれわれが、自分ではなく、神のみを信頼するようになるためである。このような信仰によって、われわれは将来に関するあらゆる不安から克服される。
私は、われわれの過失や誤りが決して無駄にならないということ、それどころか神にとっては、そのような過失や誤りを完成にもたらすほうが、われわれが自分で良い行いであると考えてする行為を完成にもたらすよりも、たやすいということを信じる。
私は、神が、決して無時間的な運命のようなものではなく、むしろわれわれに誠実な祈りと責任ある行為を期待し、われわれの祈りと行為に答える方であると信じる。

ボンヘッファー、『主のよき力に守られて~ボンヘッファー1日1章~』
村椿嘉信・訳、新教出版社、1986年6月30日発行、550f。

「最悪のものからさえも、良いものを生み出すことができ」る神さま。
私が「必要とする力を与えてくれる」神さま。
私の「過失や誤りが決して無駄にならない」ようにしてくださる神さま。
私の「祈りと行為に答える方である」神さま。
これが、聖書の神さまです。
この神さまが今日も一日共にいて導いてくださることを感謝します。

(祈り)
神さま、すべてをあなたにおゆだねすることができますように。


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