〔イエス・キリストのかたちと同じかたちをとること〕
2014年6月12日(木)
<キリストのかたちそのものは、あらゆる時とあらゆる場所を通して、確かに一つであり、同一であるが、しかし、このかたちが、それぞれの人間の中で、様々な仕方で全く異なったかたちを取ろうとしている>ということを意味している。
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このキリストのかたちのゆえに、本当の人間のありのままのかたちが保持され、その結果、それぞれの人間がキリストのかたちを受けるようになるという面である。ボンヘッファー、『主のよき力に守られて~ボンヘッファー1日1章~』
村椿嘉信・訳、新教出版社、1986年6月30日発行、290頁f。
「本当の人間のありのままのかたち」とはいったい何なのでしょうか。
私は神さまに造れたかけがえのない存在です。そのかけがえのない存在が豊かに認められ、受け入れられるところに、安心と自由があります。
「キリストのかたちのゆえに、本当の人間のありのままのかたちが保持され」るのです。
「その結果、それぞれの人間がキリストのかたちを受けるようになる」。
本当の人間のありのままのかたちが保持されて初めて、キリストのかたちを受けるようになる、のです。主が共にいてくださる安心と自由の中で、人間はキリストのかたちと同じかたちへと変えられていくのです。
(祈り)
神さま、あなたの愛の中におらせてください。そうしてあなたの愛のみ手の中で、あなたのかたちをこの者の中に造ってください。