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兄弟のことをキリストと共に語る

〔聖なる者の共同体〕

2014年6月1日(日)

私が行動するよりも前に、キリストはすでに、私の兄弟に決定的に働きかけている。それゆえ私は、この兄弟を、キリストのゆえに自由にしておかなければならない。そしてその兄弟は、すでにキリストによって支えられて存在している者として、私に出会わなければならない。
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「霊的な愛」は、あまりに個人的な、直接的な働きかけをすることによって、あるいは、他者の生活に不純な干渉をすることによって、他者を精神的に揺り動かすようなことはしない。
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「霊的な愛」は、<キリストのこと>を兄弟と共に語るよりも、むしろ<兄弟のこと>をキリストと共に語るであろう。

ボンヘッファー、『主のよき力に守られて~ボンヘッファー1日1章~』
村椿嘉信・訳、新教出版社、1986年6月30日発行、270頁ff。

霊的な愛によって兄弟を愛すること、人間関係を築いていくこと。それは、他者との間に常にイエスさまがいてくださるということを知って人間関係を築いていくということです。愛そうとする人を、自分の力で何とかしよう、と思うのではなく、イエスさまが何とかしてくださるに違いないので、イエスさまにゆだねよう、とするのです。

(祈り)
神さま、愛する者たちとの間に、全能であるあなたがおられることを、私が忘れることのないように守ってください。


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