にせ預言者の特徴

そのようなにせ預言者の特徴は、彼らが徴と奇蹟を行なうという点にある。にせ預言者は、輝いて人々を感嘆させるような行為という使信を持って登場する。私たちは、容易にそのような行為を尊敬して、悪魔でもそのような行為や奇蹟を行なうということを忘れる。

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神の行為は、それが神に栄光を帰し神の御名を高くするという点に認められ、悪魔の行為は、それがひとりの人間あるいは一国民の栄誉のためのものであり、肉的・精神的偉大さを讃美するものであるという点に認められる。

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神は、御言葉を御霊に基づいて解明することによって私たちをあらゆる真理の中に導き入れるという仕方ででも、私たちを守ってくださるのである。

リュティ、『この日言葉をかの日に伝え』、337頁
申命記13章3節
2012年10月18日(木)

徴(しるし)と奇蹟は魅力的です。病の癒し、超自然的な現象、などなど、魅力的です。しかし悪魔もそのようなしるしと奇蹟を行うことを忘れてはなりません。もちろんしるしや奇蹟自体を否定するものではありません。神さまこそ真実のしるしと奇蹟を行ってくださいます。私たちはそれをいつも期待すべきです。神さまの奇蹟か悪魔の奇蹟か、それの違いを見極める方法は、神さまの栄光を帰しているか、それとも人間に栄光を与えているかという点にあります。どんなに素晴らしいことが起こっても「ああ、あの先生は素晴らしかったですね」という言葉が聞こえてくるというのは、それが悪魔のわざである証拠です。

あるキリスト教の集いに参加したときのこと。そこで語られる言葉が、歴代の牧師たちの素晴らしさに終始していて最後までイエスさまの素晴らしさが語られなかったことがありました。とても残念な気持ちで帰路に就いたことを思い出します。

聖書の言葉を御霊さまの導きに基づいて解明する、思いめぐらす、そうして真理の中に歩みたいと思います。


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