●高業績部門
◎リーダー行動
・従業員中心の監督(employee-centered supervision)
・全般的でおおまかな監督(general supervision)
・部下の失敗、誤りを学習の機会として生かすために支持する行動
・部下のやっている仕事を自分もするというよりも、監督の役割に専念
◎部下の感情・態度
・仕事達成のためにリーダーがはっぱをかけてもそれを不当とは感じない●低業績部門
◎リーダー行動
・職務(仕事)中心の監督(job-centerd supervision)
・細かな指示をする監督(close supervision)
・部下の失敗、誤りに対して批判的に処罰する行動
・部下の仕事を自らもおこなっていることが多い(任せ切れていない)
◎部下の感情・態度
・仕事達成のためにリーダーが圧力をかけると、それを不当だと感じて言うことを聞かない金井、『リーダーシップ入門』、236ページ
これを見ると、いわゆる監督的、支配的、コントロール的な牧会がいかに教会の成長を妨げているかを想像します。確かに一時的には成長的な状況が生まれるかもしれません。しかし大きな流のなかで福音の前進、神の国の実現を考えると、低業績部門の範疇にはいるようです。
牧師は信徒を信頼し、ゆだね、任せることがどうしても必要です。そして問題が起こったときにはすべての責任をとり、解決に向けて一緒に考え祈っていくことです。